学習ストーリー STEP 5

同じ条件で味を比べる自宅記録テンプレート

この記事で分かること

  • 記録すべき条件(豆量・湯量・温度・挽き目・時間など)と書き方
  • 主観的な感想を条件と分けて記録する方法
  • 印刷して使える記録票(A4一枚想定)の使い方

向いている読者

  • 同じ豆なのに日によって味が違う気がする人
  • 複数の豆を試したが、どれが好みだったか思い出せない人

結論

「今日のコーヒーはおいしかった」という記憶だけでは、次に選ぶときの手がかりが残りません。条件(豆量・湯量・温度・挽き目・時間)と感想を分けて記録すると、味の違いがどの条件から来たのかを考えやすくなり、自分の好みを絞り込む材料になります。記録は自分用の暫定メモで十分です。この記事の記録票は、印刷して繰り返し使える設計です(A4一枚に収まるよう作っています)。

こんな悩みに答えます

記録する項目

条件(客観的に確認できること)

項目記録のしかた
豆・粉の量キッチンスケールでグラム単位。すりきり計量スプーンでも可(同じ計り方で統一)
湯量注いだ湯の量。スケールの上で淹れると同時に計れる
湯温温度計があれば計測。なければ「沸騰直後」「沸騰後1分待ち」など手順で統一
器具ドリッパーの種類、フィルターの種類
挽き目ミルの目盛り、または「細・中・粗」。購入した粉ならその旨を記録
抽出時間注ぎ始めから落ちきりまで。スマートフォンのタイマーで十分
商品情報商品名、焙煎度表記、焙煎日(記載があれば)、開封日
保存状態保存容器、置き場所、開封からの日数
飲用日時日付と時間帯

焙煎日やロットの記載がない商品では、その欄は空欄ではなく「記載なし」と書きます。「分からないことが分かっている」状態にしておくと、後で味の違いの原因を考えるときに役立ちます。

感想(主観)

感想は条件と混ぜず、別の欄に書きます。難しい表現は不要で、次の3つで十分です。

記録票(A4一枚想定・白黒印刷対応)

このページは、印刷時に下の記録票がA4一枚に収まるように設計しています(お使いのブラウザによっては前後の本文も印刷されることがあります。印刷プレビューでご確認ください)。コピーして繰り返し使えます。

コーヒー記録票(1杯分)

記録日時    年  月  日( )  時ごろ
商品名 
焙煎度表記浅・中・深・記載なし
焙煎日/開封日焙煎日:    (記載なし可)/開封日:    
保存容器(   )・場所(   )・開封後(  )日目
豆/粉の量・湯量  g /  g(ml)
湯温または手順  ℃/手順(      )
器具・挽き目器具(    )・細・中・粗・購入時のまま
抽出時間 分  秒
感想(3段階)酸味: 強・中・弱/苦味: 強・中・弱/コク: 強・中・弱
また飲みたい◎・○・△

一言メモ(手書き用)

比べるときは「1つだけ変える」

2杯を比べるときは、変える条件を1つに絞ると、味の違いがどこから来たのかを考えやすくなります。豆も挽き目も湯温も同時に変えると、原因の見当がつけにくくなります。

  1. まず基準の1杯を記録する(全項目)
  2. 次の1杯は、挽き目だけ・湯温だけ、のように1条件だけ変える
  3. 感想を比べ、好みに近づいた方を新しい基準にする

まずは同じ豆で3杯ほど、条件を1つずつ変えて記録してみてください。並べて見ると、比べるための手がかりができます。ただし、体調や直前に食べたもの、豆の状態の変化など、記録した条件以外の要因でも味の感じ方はばらつきます。1回の結果で決めつけず、暫定メモとして積み重ねるのがこのテンプレートの使い方です。

全日本コーヒー協会も、おいしいコーヒーの基本原則として、器具に合ったコーヒーの分量や適切な温度・時間といった条件面を解説しています。淹れ方の具体的な手順は同協会の「おいしいコーヒーの淹れ方」シリーズが参考になります。

注意点・確認できていない点

要点まとめ

出典と確認日